京都市連協2021年度定期総会
- kyotosirenkyo
- 2021年5月24日
- 読了時間: 3分

京都市連協事務局Nです。
5月23日(日)、2021年度市連協定期総会が、会場参加とweb参加の混合で行われました。
前半は保護者と指導員の意見交流の場とし、コロナ禍のもとでの子どもたちの様子、保育の苦労や工夫、保護者会活動の様子などを出し合いました。


まつりやキャンプを中止せざるを得なかった、夏休みの館外保育が思うように出来なかった、感染防止のため子どもたちの密を避けたいしマスクも着用させたいが、そもそも児童館学童保育所に十分な面積が確保されていないし、生活と遊びの場である学童保育で子どもたちに「密になるな」「マスク着用して」を常に強いられない…。
そんな困難と窮屈のなかでもLINEやZoomを駆使して保護者同士、子ども同士のつながりを保っている。オヤツタイムは黙食なので、指導員の手作りオヤツの日を確保して楽しんでもらう。活動の制限が多くなるが、大人が押し付けたルールではなく、子どもたちで話し合ってルールを確立している…。
など創意工夫の実践を交流しました。
他の館所の実践を知って、自分たちの館所へ持ち帰り生かすことができるのが、市連協の交流会のいいところです。
詳しくは来月発行の『市連協ニュースレター』をどうぞ!
後半は定期総会として2020年度の振り返りと2021年度の活動方針を提案しました。
今年度に取り組みたいこととして[要約なので全文は資料ページでお読みください]
市連協では、
1.子どもたちの困りごと支援
「のびのびと遊びたい」「ゆったりとした放課後を友だちと過ごしたい」
子どもたちの願いに応えるため施設条件、職員体制の改善を実現しなければなりません。「はぐくみプラン」を子ども視点(子どもの権利)から見直し、「放課後児童クラブ運営方針」を実現するため要求運動をすすめます。
2.保護者のみなさんの困りごと支援
コロナ禍で「仕事が減った」などの中での子育ては困難です。「学童保育利用料の値上げはダメ、できれば値下げ」に加えて、生活者としての支援を求める諸活動にも連携します。
しんどいときこそ頼りになる保護者同士の、顔の見えるネットワークづくりを、web会議システム等のノウハウでお手伝いします。
3.職員の皆さんの困りごと支援
コロナ感染症のリスクの中で「子どもの生活」と「保護者の仕事」を支えてくれている職員さんたち。ところが、そんな頑張りを踏みにじるがごとく、京都市が一方的に労働条件の改編と団交拒否を行なったため、現在、職員組合が京都府労働委員会に提訴中です。
京都市連協も救済命令が出るまで固く連帯します。
「3つの困りごとへの支援」を行う京都市連協、京都連協、全国連協の役割として、
・一人ぼっちの子どもや保護者をなくし、みんなが繋がることで明日への希望を持てる社会と子育て環境を作ります
・京都連協や全国連協とも連携し、全ての保護者・指導員のみなさんと連帯して、学びと交流の場を作ることで、皆さんのよりよい学童保育づくりを支えます
・全国連協、京都連協は、私たちの願いを国や府につなぐ大切な存在です。とりわけ、全国連協が発行している、学びの場づくりや、働く親の悩みと子どもの成長を支える学童保育づくりを伝える雑誌「日本の学童ほいく誌」を普及し、学童保育運動を支えます
こうした活動を通じて、毎日仕事と子育てに頑張っている保護者の皆さん、そして子どものために一生懸命頑張ってくれている指導員のみなさんにとって温かく居心地のよい学童保育クラブをともにつくっていきたいと思います。
議案について総会中に「月ごとにこれをやるなど具体的な目標を設定しては」という意見をいただきました。
多くのみなさんが集まると知恵が出ます。
知恵は多い方がいいですね。
今年度もどうぞよろしくお願いします。
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